お水の中がお好き

水族館に住みたい

それなりの、努力

日本代表選手として10年間、
フィンスイミングに携わってきて
 
もはや、日本代表に入ることが
"あたりまえ"のことだと
思われていることがあるけれど
 
わたしは
そのポジションをキープするために
それなりの努力をしてきました
 
なので
"あたりまえ"ではありません
 
 
なんやかんや言ってまた代表に入るんでしょ!
なんて、簡単に思われているかもしれませんが
 
毎年"負けるかもしれない"って
思いながら泳いでいるし
(特に今年は骨折したてたし笑)
 
"負けたくない"と思いながら
練習をしてきました
 
 
なので
1度、日本代表を経験したからといって
"わたしは上り詰めたんだ"
"来年もまたにここに居られるんだ"
と思ってしまうことは危険で、
 
今にでもすぐに引きずり下ろされる
可能性があることを
常に意識しておくべきだと考えます
 
 
こどものころは、
何もしなくても記録が伸びて
 
去年より速い自分に会えることが
"あたりまえ"で
 
去年の自分に負ける日がくるなんて
考えたことがありませんでした
 
中学三年生で
競泳の日本選手権のファイナリストになって
 
今後、一生、競泳をやめるまでずーーーーっと、
この舞台にあたりまえに立てると思っていました
 
いつか日本選手権で優勝できて、
オリンピックにいけるんだ、と
信じていた時もありました
 
 
翌年の高校一年生では、予選敗退
 
驚きと、ショックを隠せないでいたときに
コーチに言われたのが
 
"ここは、
あたりまえに戻ってこられる場所ではない"
 
はじめて、"負けること"を学んだ時でした
 
 
結局次に決勝の舞台に立てたのは
高校三年生のとき
 
おなじところに戻ってくるまで三年もかかりました
 
三年、私がただサボっていた、という訳ではなくて
周りもみんな懸命に努力をして
そのポジションを目指しています
 
並大抵の努力では
勝つことは出来ないということを知りました
 
 
 
 
ーーつまり、なにかって、
"奢るべからず"ってことです
 
 
 
何が起こるかわからない
勝負の世界に生きるのであれば
 
常に危機感をもって
奢らずに
日々まっすぐ努力すべき
 
1度勝ったからといって、
今後負けることもあることを、肝に銘じろ!
 
ということを学んだ競泳人生
 
 
 
スポーツにかぎらず
仕事でも、なんでも、そう
 
 
近年
"他人と競うことはよくない"という教育が
主流になっていますが
 
 
結局は人生、
なにごとも競争社会だとおもいます
 
 
自分がどうなりたくて
どのポジションに居たいのか
 
しっかり日々見つめ直して
人生設計をしていきたいです