お水の中がお好き

水族館に住みたい

未来あるジュニアアスリートのみなさん、練習が出来ないからといって勝負が終わったわけではないぞ

皆さん、お元気ですか。
 
もう、1ヶ月以上もまともに運動どころか、
普通の生活もできない状態ですね。
 
わたしは、
こんなにプールに入らないなんて、
人生で初めてや!!
…と言っていたし、思っていたのですが。
 
 
そういえば、わたし、昔大怪我をしまして、、、
 
それは中学1年生の秋でした。
足首の骨をポキッとやった訳です…
 
普通にポキッとやった訳ではなくて、
何ともややこしい部分(無知識ゆえ説明不可)を
ポキッとやってしまって、
 
手術しましょうって言われて。
(そういえば、とか言って
忘れちゃうレベルの怪我ではないはず
どうなっているの私の頭)
 
手術してもちゃんと治るかもわからないし、
まともに泳げるまで短くとも
1年程かかります、と言われて、
 
いくつも病院を回って、
ギプスで治してみよう!と言ってくれる
チャレンジャーな先生に出会えて。
 
結局なんやかんやで(曖昧)、
車椅子生活をすることになり、
 
約2ヶ月、泳ぐどころかまっっっったく動かず
車椅子で生活したわけです
 
 
小学6年生でジュニアオリンピックで優勝をし、
中学1年生の夏は全国中学6位、
なかなかの成績をおさめていた中での怪我で、
 
最初は現実を受け入れられなかったし、
ずーっと泣いていて、
何をする気持ちにもなれませんでした。
 
でもだんだん、"泳ぎたい" "復活してやる!"
という気持ちが込み上げてきて、
 
何かしなきゃ!!!!と思い、
それまでとりいれたことのない
"筋トレ"なるものをやり始めました。
 
みんなの練習も見に行きました。
 
筋トレできるのも、腕だけなので、
とりあえず2キロのダンベルを買いました
 
座って、ひたすら腕のトレーニン
 
いつ治るか、そもそもちゃんと治るのか、
また元通り泳げるのか、
全くわからない状態でしたが、
 
とにかくいま与えられた環境で
出来ることを見つけて、やり続けました。
 
 
約2ヶ月半後、
12月の半ばやったかな…
 
プールに入った日は
とっっっても嬉しかったです。
 
折っていた右脚は、
ほっそくて、ガリガリになっていました
 
サポーターをした状態で、
水中ウォーキングから始めました。
リハビリです。
 
 
夏の大会が終わってから、
みんなが泳ぎこんでいる時期に、
わたしはずっと泳げませんでした。
 
ライバルたちに置いていかれまいと、
必死に取り戻そうと練習に励みました。
 
 
年始の段階で、
間に合わないから、
今回は出ないでおこう、
とコーチには言われていました。
 
でも、チャンスがあるなら。
 
やっぱり出よう!と
コーチに言ってもらえるレベルまで
戻してやろう!と。
 
2月の最終週のジュニアオリンピック予選会。
まともに、練習をはじめてから1ヶ月半。
 
専門外の種目にわざわざエントリーしました。
 
多分、専門種目に出て、
もし、ベストからかけ離れたタイムで
泳いでしまったら
 
わたしの心が折れてしまう、と
コーチは考えたんじゃないかなあ。
 
そんな中でもレース感は戻したいし、
ってところでしょうか。
 
 
気負いなくレースに挑むことができて、
なんとその種目でも
もちろんベストタイム。
 
 
狙い通り、コーチには、
"やっぱりJO(ジュニアオリンピック)でよか!"
と言って貰えて、
 
 
そのJO本番では練習再開2ヶ月半で、
ベストタイム
3位入賞
日本選手権出場権獲得
と嬉しい結果を残せました。
 
全国のライバルたちとは、
夏の大会ぶりの再会だったので、
わたしの怪我には全く気づきもしない
美しい復活劇でした✨笑
 
 
 
長々と思い出を綴りましたが、
何が言いたいかというと、
 
全国のジュニアアスリートのみなさま、
 
練習できないけど焦らないで!
しかしやれることを全力でやって!
心のスイッチは常にオンで!
 
ということ。
 
そして練習が再開できたときには、
今まで溜めてきた気持ちを全部出して
レーニングに励んで!!!!
 
 
私は遅れを取り戻すために、
必死にやりました。
 
いまは周りのライバルたちも、
みんな練習ができていない状態です。
なので、"遅れ"を感じることすら
できないかもしれない。
 
でも、強くなりたいくて、
叶えたい夢があるなら、
いま、気持ちだけは切らさないでほしいです。
 
与えられた環境で、
出来ることを全力で。
 
未来あるジュニアアスリートを
応援しています!!!
 
 
 
偉そうなことを言いましたが、
いま、大人になった自分には、
長く泳げない期間はかなり厳しいのが現状です。
 
正直、次にプールに入るのがちょっと怖いです。
でも、プールが好きなので、
きっとまた笑顔で泳ぐと思います。
 
 
最後に。
 
足首の骨は、実は今も折れたままです。
 
以上。みなさん元気でいましょう。
 
 
 
 
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