お水の中がお好き

水族館に住みたい

帰国難民の思い出①

【帰国難民の経験】

_var_mobile_Media_DCIM_149APPLE_IMG_9357.JPG
4年前、イスタンブルで帰国難民になりました。

ギリシャ世界選手権の帰り道、

経由地のトルコのアタテュルク国際空港で、

私たちが帰る前日にテロが起きました。



30人ほどが亡くなったそうです。

その影響で、日本代表選手のうち、

関西国際空港行の便に乗る2人だけが

イスタンブルに取り残されるという悲劇が起こりました



まず、ギリシャの出発時点で、

イスタンブル関空便のチケットが出なかったね。


不思議やな、とか言って、

カウンターで聞いても、

"私達も分かりません、イスタンブルにいけばわかると思います"

と言われて。。。

そもそも、ギリシャイスタンブル便が1.5時間くらい遅れて出発。

トランジットは30分しかない状態で、イスタンブルに到着。

空港はもちろんパニック状態


カウンターは長蛇の列で、

大人しく待ってたら時間が無い〜!

と困っていたら、

カウンターの横からスタッフのお兄さんが出てきて、

"eチケット見せて"とジェスチャー


なんとかチケットを出してもらえて、

空港を走る走る!全力疾走!


なんかこのチケット、座席番号が書いてないね〜、

SBY??なにそれ?

とか言いながら、とりあえず全力疾走。


乗り場についてチケット見せたら、NO🙅🏻と言われ。

24時間後の便に乗りなさいと。。。


出されたチケットは、なんと、

スタンバイチケット

お〜、たしかに、SBYだわ。なるほどね。


なるほどね、で納得するわけはなく(笑)、

テロがおこった空港で、

テロリストは逃げた状態で、

24時間ステイはめちゃくちゃ怖い!


トルコ航空のお兄さんを捕まえて、交渉。

英語もトルコ語もわからんのに。笑


関西弁で何とかしようとしましたが、

もちろん何ともならず(笑)、

同じく関空便に乗れなかった日本人を探すことに!


7人くらいいたかな?

その中から、英語できるよってお姉さんに頼みこんで、

ホテルと明日のチケット交渉をしてもらって。。。

カウンターでめちゃくちゃ戦ってくれたなあ、

あのお姉さんは元気やろうか。


NOといわれてから5時間後、

スタバの硬いパンと水を配られて、

いよいよ難民感が出てきました。


ギリシャWiFiしかもってないから、

トルコでは携帯も何も繋がらず、

緊急でdocomoに電話📞


海外パケ・ホーダイにしてもらいました。

1日3800円くらい?やったような…


テロ!?大丈夫ですか!?って、

見ず知らずのdocomoのお兄さん、

あの時は、ご心配ありがとうございました。


日本に電話。職場にも電話。

日本語聞けてちょっと安心。


戦いから約6時間後。バスに乗ってホテルへ移動。


トルコには入国する予定じゃなかったのにね〜。

バスに乗る前に、

壁にビニールシートが沢山かけてあるところがあって、

あれは昨日のテロで銃弾打ち込まれたところだよ!

ってトルコ航空のおにいさんが、

教えてくれたなあ、、、

教えてくれんでええのに



不安ながらバスに揺られ20分ほど。

立派なホテルに到着。


_var_mobile_Media_DCIM_149APPLE_IMG_9489.JPG
写真は楽しそうですが…

ずっと寝てないし、たぶん真夜中で、

寝たいけど、汗だく。

とりあえずすぐシャワーしよ!

ってシャワーしたはいいものの、

荷物は機内持ち込みの手荷物しかありません

下着も着替えも無い!


カバンをひっくりかえしたら、

謎に1枚だけ練習用の水着が…


…ええ、それで寝ました(笑)

スイマーあるある!(いやない)


翌日は下着調達の旅です。


ー教訓ー

SBYチケットには気をつけよう

手荷物にも下着を1セット入れておこう

英語を学ぼう



つづく😘