お水の中がお好き

水族館に住みたい

7.産後の体の変化

赤ちゃんを産んだら、すぐにお腹がへこむと思っていた。

母乳をあげていたら、体重も勝手に減ると思っていた。

 

・・・

 

いいえ、違います。

思ってたんとちゃうや〜ん。

 

⚫︎ぽっこりお腹はずっと居座る

 

出産が終わった直後のお腹って、見る機会ないじゃないですか。

産んだらヘコむんかな〜🎵なんて楽しみに見てみたら、それはびっくり。

 

まだいる!?まだなんか残ってる!?ってくらいお腹がぽっこり。

「子宮が元の大きさに戻るのに、4週から6週もかかる」なんて・・・

 

ちなみに産後5ヶ月経ちましたが、下腹部はムーミンのようです(脂肪)

 

産んだ4時間後↓もう何も入っていないはずやのに!!!

 

 

⚫︎尿もれ問題

 

これは完全に想定外!

私は運動もしてきたし、骨盤底筋もすぐに戻るんだ〜🎵なんて思っていました。

 

いえいえいえ、、、全然ダメでした。

赤ちゃんを出す!って、こんなにダメージがあるのね・・・

 

ジャンプなんてできないし、くしゃみも要注意。

そんな状態でよくレース出たなあ。飛び込んだで?

 

5ヶ月経った今、やっと多少ましにはなってきましたが・・・

縄跳びが恐る恐るのチャレンジです。まだ全然元のようには戻っていません😣

 

 

⚫︎授乳しても体重は減らない

 

そもそも!!

赤ちゃん3キロ➕羊水➕胎盤を出したにもかかわらず、

退院時には臨月から2キロしか減ってなかった!!!!

計算が合わへん!!思ってたんとちゃう!!!

 

どうやら水分を溜め込むようで・・・

あとはまぁ、よく食べたからってのもありますかね。

 

でも、授乳が軌道に乗れば痩せる、と聞いていたので

余裕をぶっこいていました。

 

妊娠前から➕13キロで出産し、退院時はそこから2キロ減の➕11キロ。

そこから3週間でみるみる減って、➕5キロまで減りました。

 

いえーーーい!と思っていたのも束の間。

そこから一向に減りません。

 

だってお腹が減るんです、母乳やってると(言い訳)。

だって自分へのご褒美なんて、食しかないじゃないですか。

だってずっと家にいたら、なんか食べるしか気がまぎれないじゃないですか!!

赤ちゃんいたら疲れてて運動なんてなかなかできないじゃないですかあ!

(全部言い訳)

 

元々モチベーション遺伝子は少なめ、

何か明確な目標があったり、半強制的にやらないと自ら動けない私。

「私頑張ってるもん」「あれもこれも我慢してるし、美味しいもの食べよっ」

ってなる気持ち、わかってくれますか・・・

 

 

⚫︎膝・股関節がとにかく痛い

 

今まで痛くなったことのない部位がめちゃくちゃ痛くなります。

立ち上がるたびに、いてててて・・・

 

下にあるものを取るのにも一苦労。

これ、産後すぐだけでなく、今もですからね!

5ヶ月経っても!むしろ増している!!

 

先日平泳ぎをしたら、膝、股関節、両方割れちゃうかと思うほど痛くて

残念ながら中断しました・・・笑

 

 

⚫︎肩がガチガチでストリームラインが組めない

 

授乳や抱っこで肩と背中がガチガチに。

フィンスイマーにとって重要そのもの、ストリームラインがうまく組めません。

今も全然組めません。

美しい私のストリームラインはどこへ行ったのか・・・帰っておいで〜

 

 

⚫︎産後の体は未知との遭遇

 

もとに戻るやろう、戻してやる!と思っていたのに、全然ダメ。

 

少しずつ回復はしているけれど、

赤ちゃんとの生活にあった新しいバランスを、体も探しているのかな?と思ったり。

 

ダメな自分が時には嫌になったりもするけれど、

ダメな自分も許せるようなゆとりを持ちたいな。

 

 


5月の日本選手権(産後50日)

やっぱりムチムチしている私・・・経ち姿勢も骨盤が前傾していますね。

しかしよく水着入ったな。(1枚破いた)

よく飛び込めたな・・・よく泳げたな・・・笑

 

 

自我がなくなるとき

私って、何が好きやったかな?

私って、何がやりたいんやったかな?

 

自分の時間って?

 

産後に思うことは、こんなマイナスなことも多い。

 

自分が自分で無くなるような、不思議な感覚。

 

でも、離れる時間を作ってもらうと、

めちゃくちゃ寂しい。笑

 

お母さんって不思議ないきもの。

 

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6.「3時間おきの授乳」のカラクリ

新生児の時

「赤ちゃんは3時間おきに授乳しましょう」

産院でも、ネットにも、ミルク缶の蓋にもそう書いてあります。

 

だから私はこう思いました。

「3時間おき=授乳が終わってから次の授乳まで3時間」

つまり3時間くらいは休憩できるんやな、と。

 

・・・いいえ、違います。笑

思ってたんとちゃう!!!!

 

 

⚫︎3時間おき=吸い始めてから3時間

 

授乳は吸い始めてから次の授乳開始までが3時間

 

しかも!

新生児さんは体力がないからか、

吸い始めて・・・寝る。

また吸って・・・寝る。

 

片方10分くらい吸わせてね、と言われていたので、

頑張るのですが、寝てしまう。

 

寝てしまったら、足をこしょこしょ、して起こしてください、

なんて言われましたが、

そんな生ぬるいこしょこしょなんかで起きるわけがない!!!!

 

授乳に40分〜1時間かけて、やっと終わり、

足りないかもしれないから少しミルクも足して、

そうすると哺乳瓶を洗わないといけない。

 

おむつも授乳のたびに交換するし、

全部が終わって、はい寝かしつけ・・・

 

そしてふと時計をみると、次の授乳まで1時間切ってる!なんてことも。

 

え?私いつ寝るん!?

 

お世話をしている間に、自分の睡魔は飛んでいってしまって、

結局寝られへんかった!なんてこともザラにあります。

 

 

⚫︎しんどくて毎日毎時間検索しまくる

 

少しでも楽にならないか、スムーズにできないか、検索をし続ける日々。

スマホやパソコンがなかった時は、みんなどうしていたんや!

 

3時間おきが4時間おきになるのはいつ!?って、めちゃくちゃ調べていました。

 

ちなみに5ヶ月手前、やっと日中4時間くらいあくようになったよ。

何とか生きてるけど、新生児期を育てている自分には、

1時間伸びるのにあと3ヶ月以上かかるなんて生きていられる気がしなかったな。

 

 

⚫︎みんな今が一番しんどい

 

子育て、1番しんどい、いつ、

なんてことも検索していました。

 

どうか「新生児期」であってくれ、とも思っていました。

これ以上しんどくて泣きたい日々がやってくるなんて、自分には耐えられない、と思いました。

 

通り過ぎた人は、「いつか終わるよ」「何とかなるよ」と、言います。

何なら、「2歳がしんどいよ、新生児なんて寝てるだけやん」みたいな声も聞きます。

それを言われると、心が壊れるのが新生児期だと思っています。

 

5ヶ月手前でも、夜通しなんて寝ません。

でも、これを新生児期に言われたら、メンタルが持ちません。

そこにあるのはただの絶望。笑

 

何とかなるんです。

なるけど、しんどいものはしんどい。

しんどさの種類が変わって、どんどんしんどい。

みんな、今が一番しんどいんやな、と思いました・・・

 

何とかなるよ、や、いや新生児より今の方が・・・は、事実かもしれないけれど、

 

本当にしんどい人には「しんどいよね、わかる」と寄り添ってあげたいな、

と思いました。

 

ちなみに、今も寝れずに発狂しそうな夜はありますが、

子は笑うし成長を見せてくれます。

 

授乳も新生児期に比べると、スムーズにできるようになったし、

ちょっと飲まなくても、おしっこも出てるし機嫌もいいし、

1回くらい飲めなくてもあとでカバーしよ、

みたいな、余裕も少し生まれました。

 

まだまだうまくいかなくて、検索する日々ですが、

どんどん「可愛い」が更新されています。

 

しんどいはしんどい、けど、しんどいより可愛いが勝る瞬間が増えてくるよ。

 

 

⚫︎「3時間おきに授乳」というのはやめよう笑

 

この表現、勝手に廃止します。笑

「3時間おきにお世話のフルコース」がやってくる

と言いましょう。

つまり新生児の時期は、「1日にフルコースを8回」と思ってください。

休日はありません。間の休憩は30分〜1時間です。笑

 

だから人に頼って、家事はせずに、寝られる時に寝る。。。

スーパーワガママを言っていい時期だと思いました。

 

お母さんになったんやから、頑張れる、なんて嘘やと思っていい。

しんどいもんはしんどい。声を大にして言おう。

 

 

⚫︎子は可愛い

 

どんなにしんどくても、泣きたくても、イライラしても、

毎回言いますが、結局、子は可愛いです。

しんどいことは増える、自分の時間は減る、自我を失う、けど、

子は可愛いです。

今日もめちゃめちゃうるさいです。でも可愛いです。笑

早く静かにならないかな〜

 

 

 

5.授乳の苦行と痛み

〜2時間持たない!張りとの戦い〜

 

母乳は、都合のいい時に出るものだと思っていました・・・。

お腹が空いて赤ちゃんが泣けば、ポン!とスイッチが入って、必要な分だけ出るーーー

 

ソンナワケナカッタ!!

思ってたんとちゃうya-----n!!!

 

 

⚫︎2時間で張ってしまう現実

 

産後すぐから、私の胸が2時間でパンパン。

痛みはズキズキどころか、「もうこれ以上我慢したら爆発する!!」と悲鳴をあげているよう。

眠れる時に寝たいのに、張りが気になって眠れないことも珍しくはありませんでした。

 

お外にお出かけの時は、ミルクにして〜、とか考えていたけれど、

無理無理無理!!

痛すぎてすぐに飲んでほしい!!いますぐ吸ってくれ!!!

 

 

⚫︎お風呂での噴射

 

1ヶ月経ってお風呂が解禁されて、リラックスしていたら、何だかお湯が白濁している・・・。

 

ん??入浴剤入れたか??

ーーーーーいいえ、それは母乳です。

 

思わず笑うしかない光景。

 

 

 

⚫︎6時間寝たら・・・

 

夜、子供を夫にお願いして、6時間も眠ったら、

翌朝服はびしょ濡れという悲劇。

(ちなみに4ヶ月経った今も、9時間以上開くとアウトです。笑)

 

 

⚫︎おでかけは至難の業

 

育児は授乳間隔が生活の中心です。

お出かけの時は特に、1日の授乳スケジュールを分刻みで計算。

毎朝子が起きて、1回目の授乳が終わると、

頭の中で1日の授乳スケジュールを瞬時にプログラミング開始。

「午前中ここで授乳して、お昼はここ、その次は・・・」

 

そんなに都合よく授乳室はたくさんないし、

外でおっぱいを放り出すわけにはいかない。

今も毎日毎日、授乳の時間のことを考えて生活をしています。

 

完母で行けたかもしれないけれど、

預かってもらうことや、外出、復職(今の所未定)などなどを考えると、

哺乳瓶&ミルクは飲んでくれた方がありがたいので、

 

2ヶ月ほど経った時から、お昼の1回をミルクにしました。

一週間ほど、昼間7時間ほどあけることに耐えるトレーニングが必要でした。

痛みに耐えて、ちょっと搾乳して、、、耐えて・・・

 

そのおかげか、2・3時間で限界を迎えていた張りが、

4ヶ月経った今は7時間、大丈夫になりました!!

 

母乳を飲ませる回数が減ると、母乳量が減る、というリスクもあって、

本当にいっろいろ、本当に、もう、大変なことばっかり!!!

簡単じゃなかった。。。

 

こういったトレーニングの仕方や、

どうやったら張らなくなる、楽になるのか、

かつ、母乳量がキープできるのか、などなど、

この4ヶ月、何回も何回もググって、

何回も何回もチャットGPTに聞きました。

出産前に知りたかったな。

 

 

⚫︎みんな当たり前のようにこなしているけれど

 

世の親はみんな、この大変な作業を「当たり前」のようにこなしています。

当たり前なので、労われることもありません。

 

でもその当たり前を、産前の自分は知らなかったんです。

こんなに大変なら、先に教えといてよ!!と思いました。

子供を持つのに、事前にそんなことも知らなかったの!?

と思われるかもしれませんが、

知らないことは調べることもしません。

 

大変すぎて、出産経験のある友達や妹に、

「今、こんなに大変で!!!これいつまで続くん!!」と、

助けを求める形で伝えてみましたが、

 

「そうやんな〜、早くすうて〜って思うよな〜!」

「そうそう、それずっとやで〜」

 

と、当たり前な感じで返信が来ました。

だから、解決方法はありません。絶望です。笑

 

みんなそうなんや・・・と思ったと同時に、

なんで誰も言わへんの!?なんで事前情報がないん!?とも思いました。

 

当たり前のことすぎて、伝えるほどでもないってことか。。。

 

だから私はこの当たり前の苦労を、声を大にして伝えたい。

 

授乳はなかなかの苦行やで!!!!

思ってたんとちゃうことばっかりやで!!!!

 

 

⚫︎大変!大変!と言いましたが

 

・・・大変なんです。

もう、私は想像を越えに越えて、めちゃくちゃ大変!だと思っています。

 

大変なんですが、赤ちゃんがごくごく飲んで、ニコニコ笑って、

スクスク大きくなっていく姿を目の当たりにすると、頑張ろう・・・と思えます。

 

こうやって、私自身もレベルアップしていくんやなと。

37歳でも、知らない世界ばっかりでした。

毎日が新鮮です。

 

きっと、この大変なことも、懐かしむ日が来て、

どれくらい大変だったのかも忘れていくんでしょうね。

 

その段階に来る前の、まだ「大変」だと思っている段階での気持ちを、

こうやって文章に残しておこうと思います。

 

子は可愛い。

これに勝る感情はありませんが、

2番目、3番目には「大変」「思ってたんとちゃうやん」という感情が

ウロウロしているのも事実です。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.産後ハイと混乱

〜12時間かけて産んだ翌日は、まさかの元気爆発〜

 

「え?今エントリー?」

「私、菩薩やん」

「眠れないけど動けちゃう!何これ!」

 

出産直後に訪れた、謎のハイテンションと、ボロボロの体とのギャップ。

産後という名の「混乱ゾーン」に足を踏み入れた記録・・・

 

 

⚫︎産んだ直後なのに元気?

 

16:49に出産。そこから裂けたお股の処置を受け・・・

胎盤見ますか〜?と言われて困惑。怖いので見ませんでした。

縫われているのに、痛いのに、陣痛からの開放感から、

いてててて〜とか言いながら、助産師さんや先生と談笑。

 

最後のいきみ、すごかったですね〜と言われ、

処置する先生からは、

「たくましい脚(そんな言い方やったかどうかは忘れた)ですね、

何かスポーツされてますか?」とも言われ。笑

 

子の泣き声を聴きながら、2時間分娩台の上で休憩。

18:00ごろに晩御飯が出ました。

半分ぐらいしか食べられなかったけれど、そういやほぼ丸1日、何も食べてなかったな。

ほら、「陣痛がきてもシャワーしてご飯して」の時間がなかったのでね・・・

陣痛中に昼食とシュークリームが出たけれど、食べられるわけがないですよね。😭

 

夜中にお腹が空いて、持ってきたバームクーヘンを食べたのは内緒。笑

 

 

⚫︎スタスタ歩けて、シャキッと座れて

 

2時間の休憩を経て、その後部屋に移動をしました。

赤ちゃんとはそこでバイバイ。夫ともバイバイ。

点滴をつけたまま、スタスタ歩く私。

遠征の時のように、チャキチャキ荷物を出して並べて、

もらったプリントを読んで明日からのスケジュールを確認。

 

スタッフの皆さん、代わるがわる様子を見にきてくれて、

「え!寝てないの!みんな普通ぐったりよ!!」と言われ、

アドレナリンがドバドバなんやな・・・と気づきました。

 

 

⚫︎翌日は全身筋肉痛、顔まで痛い

 

結局夜もあまり寝られず、起きたら全身筋肉痛。

最後に分娩台でバーを掴んでいたから、腕も全部痛いし、

足も痛い。何なら足は分娩中に攣りかけてたな・・・

 

おでこも痛いな・・・なんで・・・?

と思っていたけど、これは表情筋まで筋肉痛ということや!!

と気づいた時はびっくりしたな。

 

もちろん縫われたお股も痛いし、痛くないところがない。

でも、排尿・排便もクリアして、何とか人間らしく生きられました。笑

 

 

⚫︎お腹は凹まない

 

「産んだのに!!!!」

そこにはもう何もいないはずなのに、ぽっこりなお腹を見てびっくり!

何もいないけど、ぽっこりのせいと、妊娠中の癖が抜けず、

なでなで・・・してしまうんですよね。笑

 

ちなみに、退院時の体重はマイナス2キロ。

え?赤ちゃん3キロ、羊水、胎盤・・・って出したのに?

計算が合わない!

思ってたんとちゃう!!!!!

 

 

⚫︎母乳は突然に・・・

 

産んだ翌日、シャワーを浴びていたら、温まったせいか母乳が噴射。

ピューって。もう、噴水。

 

夜はカチカチに張ってしまって、寝られない!!

ナースコールを押して、保冷剤をいただき、冷やしながら眠ることに・・・

 

 

⚫︎搾乳は、ほぼ裸で菩薩のよう

 

母乳の出が良かったので、すごいすごいと褒められましたが、

痛みと、見たことのない経験したことのない現象に戸惑う私・・・

 

他人と比べたこともないので、これがすごいのか何なのかもわからないまま、

とりあえず手動の搾乳機をお借りし、とってみました。

最初は15mlとか20mlとかじゃなかったかな。

 

絞り方もわからないので、何とか試行錯誤をしながら、がんばっているところに、

助産師さんがきてくれて・・・

 

「こんな感じですか・・・?」とお話しながら指導を受けていましたが、

ふと我に帰った時に自分の姿を見て爆笑。

 

「私、ほぼ裸ですね!!!」

 

ベットの上で、入院着の前ボタンは全部開けた状態で、

あぐらをかいて、搾乳をとる・・・

 

「菩薩やん・・・・!」

助産師さん、爆笑。😂

 

スイマー、裸、抵抗なさすぎ問題。

 

 

 

⚫︎夜は寂しさと、眠れなさと

 

夜は赤ちゃんを預かってもらいました。

預けに行く時は、少しの罪悪感と、寂しさが・・・

 

でも、今寝とかないと大変よ!と声をかけてもらっていたので、

遠慮なくお願いをし、最終日の夜だけ同室で頑張りました。

 

結果、撃沈。

全く寝てくれず、戦うアイテムや知識もなく、退院前日に瀕死となりました。

 

 

⚫︎血がドバドバ、産褥ショーツの衝撃

 

「悪露」

こんなの、妊娠するまでちゃんと知らなかった!!

生理二日目ぐらいの血が出ます。

 

胎盤が剥がれるって、手のひら大の傷がお腹の中にできるようなものらしくて、

そこから出血したものが、下から出ます。

 

入院中はほぼオムツのような巨大パッドをつけて過ごしました。

 

産んだ直後は、パンツも履かず、つけてもらいました。(どうなってたん!?)

ノーパンということに気づいていませんでした。

「あ、私、今パンツはいてないんですか?」って聞きました。笑

島田珠代のパンティテックス!をするのは、あの時がチャンスやったんか。

 

ドバドバの出血は1週間くらい。

だらだらの出血は1ヶ月くらい続きました。

 

妊娠した時は、産褥ショーツなんて何かも知らなければ、

漢字が難しくて読むのも怪しかったのに、大活躍でした。

ありがとう、産褥ショーツ

 

 

⚫︎翌日に日本選手権にエントリー

 

産んだ翌日、日本選手権のエントリーがありました。

翌日は意外と元気なんです。痛いけど。

 

赤ちゃんはかわいいし、ご飯は美味しいし、

陣痛からは解放されたし、お腹も軽くなったし、上むきで寝られるし!

 

あと50日ほどある?いけるやん!

と軽く見ていた私は、エントリーをしてしまうのです。

 

ちなみに、産褥期の1ヶ月は、お風呂にも入れないので、

もちろんですがプールはもってのほかです。笑

 

産んだのは3月末。

日本選手権は5月10日。

1ヶ月検診は4月末。さて、いけるのか・・・

 

そんなことを冷静に考えられないくらい、おかしくなっちゃう産後ハイ!

 

 

⚫︎まとめ:体はボロボロ、気力はMAX

 

体は完全にボロボロ、交通事故後のようなのに、なぜか気力は満ち溢れる、産後初日。

痛み・疲れ・寂しさ・母としての一歩・奮い立たせる気力、

全てがいっぺんに押し寄せてきます。

 

産後ハイと混乱な日々がここから始まりました^^

 

 

出産翌日から、チームユニフォームで気合いを入れていた様子がこちら・・・笑

 

 

 

 

 

 

産後初!7月に読んだ本(1冊😂)

毎月読んだ本を記録していたのに、産後はまったく余裕がありませんでした。

 

しかし!今月!やっと!ついに!

一冊読めました〜〜〜〜〜(歓喜

 

一冊なので記録や紹介するほどでもない気もしますが、

嬉しいので記録しておきます。

 

まほろ駅前狂騒曲』

著:三浦しをん

 

bookmeter.com

まほろの便利屋さんシリーズ3冊目。完結編!

実は3月に読んでいたけれど、途中で出産してしまい、読みきれず返却・・・

前作から引きずっていたいろんなことが全部紐解けて、スッキリしました!

三冊の中で一番好きかも。

 

行天晴彦のいい言葉を一つ。

「正しいと感じることをしろ、だけど、正しいと感じる自分が正しいのか、いつも疑え」

かっこいい〜〜〜〜〜!!

 

死後の世界があるかないか、との問いに、

「ない」と答えていた行天だけど、

でも、亡くなった人を「覚えておく」ことで弔う気持ちを表現していて、

ここも印象的でした。

 

私も先日、愛猫を亡くした時に、

こんなに毎日悲しいなら、猫なんて飼わない方が良かったのでは!?とまで思ったけれど、

楽しかった思い出がたくさんあって、いっぱい笑って、

そういうふれあいや記憶が今の私を作ったんだ、と思うと、

絶対に必要だったし、絶対に忘れない、と強く思いました。

 

あの、ふわふわの触り心地、一生忘れないからね。

 

 

リベンジ&気分転換に、図書館へいって、借りてこられて、

ベビーカーで子連れでいけたことにも満足です👏

以前のように長居したり、図書館で読んでくる、ということは難しそうですが、

ご機嫌orお昼寝のタイミングで行けば、割とゆっくり選ぶこともできそうだな、

と思いました😃

 

また一つ、産後に止まっていたことが少しづつ動き出して、

以前と形は変われど、また動き出せることに嬉しさを感じます。

 

さぁ、来月はまた何か読めるのだろうか。

読めた暁には、ここに喜びを表したいと思います。

 

 

3.Youtube通りじゃなかった!!私の出産レポ

⚫︎妊娠期間が順調すぎた罠

 

とにかく順調だった妊娠期間。

つわりもほぼなし、血圧は後期に少し高くなったものの、赤ちゃんは元気。

臨月になっても歩けたし(前日15000歩。笑)、フィンだって履けました。

 

なので、

「出産もなんだか行けそうな気がする!!」

と、どこからともなく湧き上がる根拠なき自信。

 

今、その時の自分に言いたいです。

その考え、甘いで・・・と。

 

本番はそんなに優しくなかった。

「この世の全ての痛みを詰め込んだ痛さ」でした。

 

順調な妊娠=スムーズな出産、ではない。

 

 

⚫︎鼻からスイカ!?Youtubeで予習をする日々

 

私は夫とYoutubeで予習をしていて、そこでは痛みのお話が・・・

「鼻からスイカと言われてもわからないよね、

「指の切断と同じくらいの痛み」です!

と。

 

確かに、ギリギリ死ぬことはなさそう、でも失神はあり得そう、

と、全く想像のできない「鼻からスイカ」より、現実味を帯びた表現でした。

 

こ、こ、怖い!!!!

 

ほ、ほ、他のYoutubeも見てみよう!

と、見たチャンネルでは、

 

「本陣痛は10分間隔になってから」

「あれ?痛いかも?でも焦らないで!!」

「余裕があったらシャワーをして、何か食べてから病院へ🎶」

 

と言っていて、

 

「指の切断」レベルの痛みはきっと最後の最後で、

最初は、いてててて・・・・くらいなんだろうな!と、

勝手にポジティブに解釈し、大丈夫大丈夫〜🎶と余裕をかましていました。

 

出産を経験した友達も、

「妊娠期間の方がきつかった」と言っていたし、

私は妊娠期間がこのくらい余裕だったから・・・と、

何でも少しでも楽なように解釈。

 

怖さから、こういった思考になっていたのかもしれません。

 

⚫︎陣痛はいきなりやってくる

 

前途の通り、本陣痛=10分間隔、と思っていた私。

朝4時ごろ、お腹が痛くて起きてしまいました。

一応カウントしてみると、7分、15分、12分、7分、5分、12分・・・

みたいな感じでバラバラ。

 

でも、きっとこれは本陣痛ではなくて、この後痛みが遠のいて、

シャワーして〜🎶ご飯食べて〜🎶という時間が訪れるんだ!

と信じて信じて信じていました。

 

…そんな時間は

コナカッタ!!

そのまま悶え苦しみ、我慢の限界で7時半に病院へ連絡。

「帰ってもらうかもしれませんが一度きてください〜」

 

この痛みで帰れって言われたら、どうしよう・・・とおもいながら

向かうと子宮口は4cmで即入院に。

 

昨日1万5000歩も歩いたから!?

直前の検診(4日前)では予定日超過するよ、と言われていて

余裕をぶっこいていたのに、予定日より一週間も早いよ〜💦

前触れもなく、いきなり始まるんや!!!!

 

思ってたんとちゃうやん〜・・・・

 

 

⚫︎陣痛はえげつない

 

「陣痛は痛い」って聞いたことありますよね。

私も痛いって聞いていました。

 

Youtubeで「指の切断」と聞いてから怯えながらも、

きっと最後だけ、きっと耐えられる、だってみんな生まれてきたんやし、

みんな産んでるし、きっと、ここまでこの私がビビってるんやから、

想像よりはマシやった〜ビビりすぎたわ〜、とか言えるんちゃう!?

って思ってました。

 

結果、想像の5倍は痛い。・・・いや、20倍は痛い。

最後だけじゃない。ずっと痛い。

 

モニターをつけるために仰向けになると地獄。

激痛すぎて絶叫。南国の鳥か!?ってくらい叫んだはず。

だって翌日、声枯れてましたもん。

 

子宮口のチェックは結構ガッツリ突っ込まれて確認をされます。

それも痛い。1時間半で1cmしか進まない。

10cmになるまでに失神するんじゃないかと思ったよね・・・

 

四つん這いがいちばん楽な姿勢。

陣痛間隔が5分くらいになって、疲れてしまって。

陣痛の波に合わせて四つん這いになって、

夫にお尻を「かたお」(ストレッチに使うアレ)で押してもらって・・・

 

波が去ったら起き上がって壁にもたれて、寝る。

1分苦しむ、4分寝る、を繰り返していました。

寝れるんや!!って、自分でもびっくりしたな〜、、、

でも、それくらいどんどん疲弊していきました。

 

呼吸法も、Youtubeで見てたの。

腹式呼吸は得意なはずなの。

 

なのに、誘導してもらわないと、過呼吸になってしまう。

この私が、、、

こんなに水中で生活して、腹式呼吸ばっかりしてきた、この私が。

息、吐けなくなってしまうんです!!

「ふ〜〜〜〜〜」って声を出しながら、

吐けているのかいないのか、わからないままいきみ逃し。

 

夫が一緒に、ふ〜〜〜〜〜〜と声を出してくれて、

呼吸をリードしてくれたおかげで、パニックが少し抑えられました。

 

 

 

⚫︎突然の破裂音

 

子宮口9cm、ちょっといきんでみようか?と助産師さんに言われ。

いきむとは・・・?と思いながらも、うーん!!と力を入れたとたん、

パーーーーン!と乾いた音。その後ジャーと流れる水。

「破水したぁ!!!」

あまりにも音と勢いがすごくて、

陣痛の痛みを2秒だけ忘れられた瞬間でした。

 

夫もびっくり!すぐさまナースコールを押してくれました。

 

 

⚫︎最後の戦場、分娩台

 

「はい、では分娩台乗っちゃいましょうね」

 

と言われてから、オギャーまで約15分。超速でした。笑

 

どこに力を入れるのか、全くわからず、

何となくこういう感じ、と、助産師さんから聞いたことを夫が噛み砕いて説明(笑)

だんだんコツを掴んで、みるみる進んであっという間。

 

いきむときは目を開けて!!!

頭の血管切れるよ!!

 

と言われて、びっくり!ドラマやと目瞑ってるよね!?ええ!?

と思いながらも言われた通りに実施。

 

ココで活きたのは肺活量。

一息吸って、うーーーーーーん!!!!が、陣痛1回の波で3回できました。

 

そのおかげで進みが早く、

先生呼んできてぇ!!と、スタッフの皆さんがバタバタする声が聞こえました。笑

 

先生が来てからも、

あ〜!!もう出しちゃいましょ!!みたいな感じで、

あれよあれよというまに、オギャー!!!

 

「え!?でた!?

…終わったぁぁぁぁぁあああああああ!!」

 

私が最初に発した言葉はこれ。

 

ドラマのように、

「やっと会えたね」

とか、

「はじめまして、ママだよ」

なんて言葉は一切出ず。

 

感動して泣くかな?と思ったけれど、1ミリも出ず。

ただただ終わった開放感。

 

あと、ちょっとですよ〜とか、

赤ちゃんでますよ〜、とか言われて、

オギャーに感動して、と、思っていたけど。

ドラマの見過ぎなのか。

 

私が言われ続けたのは、

「赤ちゃんの頭見えてますよ!髪の毛すごい生えてます!!」

でした。笑

 

バースプランに、

「生まれたらすぐ赤ちゃんを抱っこしたい」

と書いていたので、

血まみれの赤ちゃんが胸の上に来たときはちょっとびっくりしたけれど、

 

目の前にいるちっちゃな命の重さに少し圧倒されながらも、

しっかり抱きしめられてよかったな、と思っています。

 

 

⚫︎平日のお昼なら無痛分娩やったのに!!

 

私の出産はなんと、土曜の早朝・・・笑

 

病院について、入院が決まった瞬間に私が発した言葉は、

「今日・・・土曜日ですよね・・・」

 

助産師さんはにこやかに、

「そうですね!頑張りましょうね〜」

 

おわた\(^o^)/

 

あ、じゃあもうやめます!とは言えないので、フルコースで耐えました。

 

我が子よ、ここまで何にもトラブルなく、順調でとってもありがたかったのに、

登場シーンだけは戦略的でしたね!!は〜〜〜〜痛かった!!!

 

 

⚫︎12時間も悶え苦しんで「安産でした」ってどういうこと

 

声も枯れるほど叫び続けて、疲弊して。

翌日は全身筋肉痛。表情筋まで痛かったです。

陣痛にひたすら悶え、苦しみ、出血も750mlほどあって。

 

・・・それで安産!?人間の構造どないなってんねん!!と思いますよね。

 

安産=楽に生まれた

ではありません。ほんまにほんまに命懸けでした。

 

みんなやっていること、当たり前のこと、かもしれませんが、

何とかこうやって産めた自分を褒めたいなと思いました。

 

 

 

・・・というわけで、いっぱいの

思ってたんとちゃうやん!!!

が詰まりに詰まった出産となりました。

長々とここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

生まれた後は、お股を縫われて、いてててて、とか言っていたけど、

陣痛の痛みから解放された嬉しさから、

そんなことは大したことではありませんでした。

 

この後も、いっぱいの

「思ってたんとちゃう」ことに出会うとは、

この時の私はまだ知る由もなかったのです・・・笑

 

産後のお話へ続きます・・・^^